事業資金の一つでもある開業資金は、事業を始める時に必要なお金の総称です。会社の設立登記費用、オフィスを借りる際保証金や前家賃なども含まれます。株式会社や合同会社などの法人を立ち上げるときには実印や社印を買い揃える、資本金を払い込みするなど様々なお金が必要になりますが、これらは開業するために必要不可欠な資金で開業資金に分類が行われるわけです。会社経営や店舗経営の中では、事業資金の一つ運転資金が必要になります。

備品の購入や材料の仕入れ、中には設備機器の導入などが必要になることもあり、主に金融機関の融資を活用することが多いのが特徴です。銀行からの融資の場合は申し込みをしてから審査結果が出るまで時間を要することもあり、すぐに借入したいときにはビジネスローンを活用されるケースも多いのではないでしょうか。また、売掛金がある場合にはファクタリングを利用する方法もあるなど、運転資金の場合は開業資金と比べると入手方法が多数あるといっても過言ではありません。売掛金は売掛先が破綻しない限り、待っていれば確実に資金調達に繋がる純利益になるお金です。

ファクタリングではその売掛金の債権を売却、手数料を差し引いたお金を先に受け取る金融サービスで、主に資金繰りに困っている場合に活用する手法です。ファクタリングには2社間と3社間の2つの取り引きスタイルがあるのですが、2社間の場合は売掛先は関与しないけれども3社間取り引きでは売掛先が関与しますので利用の際には注意が必要です。