資金繰りと聞くとあまり良い印象を受けませんが、銀行からお金を借りる際に必ずチェックされる経営計画書を作成し、それもただ作れば良いということではなく、今後いかに業績の向上や改善を行っていくかという具体的な方策が示された計画書でなくてはいけません。会社として必ず実践できる項目が具体的に落とし込まれていれば、銀行から信用されて融資獲得に結びつきます。そして、資金繰りというのはできること自体はそこまで多くなく、入金を早めること、支払いを遅らせること、借入や増資をすること、資産を取り崩すことになってきます。融資の実行はまず、資金繰り表というものを作ります。
これは、資金ショートをおこさない為に作りますが、ここで、万が一資金ショートをおこしてしまいかねないとわかった場合に資金ショートをしてしまう前日に実行します。しかし、そんな逼迫した現状を銀行知られては融資獲得へ遠ざかるだけになりますので、銀行に対してはそのような現状をおくびにも出さずに冷静に交渉していく必要があります。その際に提出する経営企画書も夢見がちなものではなく、確実性と実効性をともなった現実的ものをきちんと作成していってください。そうしなければ、このようなものは実行できないのではないかと信用されない場合も多くありますので、経営計画書はかなり重要なポイントになっていきます。
そして、いざ融資を獲得できたとしたらそれに満足せず、銀行に提出した経営計画書通りに行動していって財務体質の改善をはかってください。